4.1 注意点①インフレ
最近は物価も上がってきているので、老後生活を迎えたあとのインフレにも注意が必要です。
年金額は物価等に合わせて改定されるものの、マクロ経済スライドにより、調整率の分だけ抑制されます。つまり、物価等の上昇率ほどには、年金は改定されないのです。
インフレにおいては現金の価値も低下してしまうため、預貯金だけで備えるのもリスクのひとつとなってしまいます。
4.2 注意点②税金や保険料が引かれる
年金からは税金や保険料が天引きされるため、実際の手取り額はもっと少なくなります。
「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」で確認できる金額はあくまで額面なので、そのまま生活費に使えるわけではない点に注意しましょう。
天引きされる金額や本当の振込額は、年金振込通知書で確認することができます。
4.3 注意点③現役時代より収入は下がる
どれだけ高額の年金を受給できる人であっても、現役時代の収入に比べると低下してしまいます。
年金生活を迎えるにあたって、生活水準を徐々に落としたり、年金以外の収入源を作ったり、あるいは預貯金や資産運用などで資産を形成することが重要になるでしょう。
著者
大阪府大阪市出身。関西学院大学総合政策学部卒。日本生命保険相互会社に入社。個人・法人顧客の新規開拓・コンサルティング営業に従事。生命保険販売を通じ、FPとして若年層から富裕層までの相談経験をもつ。ライフスタイルに合ったバランスの良い保障と資産運用のアドバイスが強み。現在は個人向け資産運用会社にて、資産運用のサポート業務をおこなう。一種外務員資格(証券外務員一種)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、AFP(Affiliated Financial Planner)を保有。
監修者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
京都教育大学卒業。株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部において、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてパートとしてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事を執筆している。京都府出身、滋賀県在住。(2026年6月26日更新)