4.1 注意点①インフレ
最近は物価も上がってきているので、老後生活を迎えたあとのインフレにも注意が必要です。
年金額は物価等に合わせて改定されるものの、マクロ経済スライドにより、調整率の分だけ抑制されます。つまり、物価等の上昇率ほどには、年金は改定されないのです。
インフレにおいては現金の価値も低下してしまうため、預貯金だけで備えるのもリスクのひとつとなってしまいます。
4.2 注意点②税金や保険料が引かれる
年金からは税金や保険料が天引きされるため、実際の手取り額はもっと少なくなります。
「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」で確認できる金額はあくまで額面なので、そのまま生活費に使えるわけではない点に注意しましょう。
天引きされる金額や本当の振込額は、年金振込通知書で確認することができます。
4.3 注意点③現役時代より収入は下がる
どれだけ高額の年金を受給できる人であっても、現役時代の収入に比べると低下してしまいます。
年金生活を迎えるにあたって、生活水準を徐々に落としたり、年金以外の収入源を作ったり、あるいは預貯金や資産運用などで資産を形成することが重要になるでしょう。