3. ほとんどの人が年金から税金や社会保険料が天引きとなる
年金から税金や社会保険料が天引きされないのは、普通徴収を申し出たり年金額が少なかったりと、一部の人に限られます。月10万円や20万円の年金を受け取っている人は、ほとんどの人が年金から税金や社会保険料が天引きされると考えてよいでしょう。
年金からの税金・社会保険料の天引きは、納付の負担減のために行われています。保険料や税の納め忘れもなくなるため、うっかり納付が遅れたり二重で支払ってしまったりすることもありません。
もし年金からの天引きの対象外となっている際は、税金や社会保険料を忘れずに納めるようにしましょう。
【編集部よりご参考】
厚生労働省年金局の「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」より、額面での年金額もご紹介します。
国民年金（老齢基礎年金）の受給額
- 〈全体〉平均年金月額：5万6316円
- 〈男性〉平均年金月額：5万8798円
- 〈女性〉平均年金月額：5万4426円
厚生年金（老齢厚生年金）の受給額
- 〈全体〉平均年金月額：14万3973円
- 〈男性〉平均年金月額：16万3875円
- 〈女性〉平均年金月額：10万4878円
※国民年金の金額を含む
参考資料
- 国税庁「高齢者と税（年金と税）」
- 日本年金機構「年金から介護保険料・国民健康保険料（税）・後期高齢者医療保険料・住民税を特別徴収されるのはどのような人ですか。」
- 国分寺市「後期高齢者医療制度 よくある質問」
- 大口町「年金から天引きされないのはなぜでしょうか」
- 泉佐野市「75歳になられる人へ 「ご留意ください！」 」
- 厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
石上 ユウキ
