1.1 世帯主が65歳以上の世帯の貯蓄現在高階級別世帯分布
世帯主が65歳以上の世帯の貯蓄現在高の分布
- ~100万円未満:7.9%
- 100万円~:4.1%
- 200万円~:3.2%
- 300万円~:3.7%
- 400万円~:3.0%
- 500万円~:4.1%
- 600万円~:3.1%
- 700万円~:3.1%
- 800万円~:2.9%
- 900万円~:2.3%
- 1000万円~:5.5%
- 1200万円~:4.3%
- 1400万円~:4.3%
- 1600万円~:4.2%
- 1800万円~:3.2%
- 2000万円~:7.1%
- 2500万円~:6.6%
- 3000万円~:8.7%
- 4000万円~:18.8%
ちなみに、貯蓄保有世帯の中央値は1604万円、平均値2462万円となっています。
「中央値」とは、貯蓄保有世帯のうち、貯蓄「0」世帯を除いた世帯を貯蓄現在高の低い方から順番に並べ、ちょうど中央に位置する世帯の値をいいます。
「平均値」とは、全世帯の貯蓄の合計額を、世帯数で割った値のことをいいます。
もし、貯蓄額がけた外れに高い世帯が1世帯あれば、平均値が高くなりますが、中央値は、全体の真ん中の値で、より、実態に近い数値といえます。
上記より、世帯主が65歳以上の世帯での貯蓄高において、4000万円以上を有する世帯は全体の18.8%。約5世帯に1世帯が貯蓄額4000万円以上を持っていることがわかります。
次に、中央値である1600万円以上の貯蓄高を持つ世帯を見てみると、全体の48.6%を占めています。約2世帯に1世帯が1600万円以上の貯蓄額を保有していることがわかります。
その一方で、貯蓄300万円以下の割合は全体の18.9%。貯蓄4000万円以上の世帯18.8%とほぼ同じ割合を占めていることがわかります。
このことより、貯蓄が十分にできている世帯もあれば、貯蓄ができていない世帯もあり、貯蓄額に大きな差があることが分かります。