2. 国家公務員の平均給与と退職金はいくらか

国家公務員の平均給与・退職金は、以下のとおりです。

  • 平均給与:41万4801円
  • 退職金(定年):2112万2000円

では、それぞれをより詳細に見てみましょう。

国家公務員の退職金

国家公務員の退職金

出所:内閣官房「退職手当の支給状況」をもとに筆者作成

〈平均給与〉

  • 全俸給表:41万4801円
  • 行政職俸給表(一):40万5378円
  • 行政職俸給表(二):33万553円
  • 専門行政職俸給表:45万499円
  • 税務職俸給表:42万9500円
  • 公安職俸給表(一):38万8322円
  • 公安職俸給表(二):41万3124円
  • 海事職俸給表(一):45万7470円
  • 海事職俸給表(二):37万6531円
  • 教育職俸給表(一):47万5312円
  • 教育職俸給表(二):46万304円
  • 研究職俸給表:56万4510円
  • 医療職俸給表(一):84万5153円
  • 医療職俸給表(二):36万2560円
  • 医療職俸給表(三):36万5921円
  • 福祉職俸給表:38万6299円
  • 専門スタッフ職俸給表:60万9589円
  • 指定職俸給表:103万3216円
  • 特定任期付職員俸給表:64万2691円
  • 第一号任期付研究員俸給表:47万6310円
  • 第二号任期付研究員俸給表:39万9592円

※給与は扶養手当や地域手当など諸手当を含む。

〈退職金〉

  • 合計:1104万3000円
  • 定年:2112万2000円
  • 応募認定:2524万7000円
  • 自己都合:274万5000円
  • その他:212万1000円

国家公務員の給与は職種ごとに差があります。特に医療職や指定職、研究職といった職種は給与が高くなっています。指定職とは、一般的な管理職クラスのことを指します。省庁の審議官・部長や局長などが該当する職種です。

また、退職金も平均で1104万円となっています。特に定年時は2000万円超えとなっています。手取り金額は2000万円よりも少なくなりますが、それでも老後生活の資産の一つとして十分に活用できる金額です。

では、地方公務員の給与・退職金も確かめてみましょう。