3. 団地暮らしでよく見られる「大きな窓」を活かすには2:ブラインド&ウィンドウフィルム
窓の向きや季節によって、西日が室内の奥まで差し込むことがあります。
夕方には、差し込んだ西日の熱を室内の床や壁、家具などが蓄えてしまうのです。
夜になっても室内で放熱を続けるため、室温が下がりづらく寝苦しさの原因となることもあります。
この悩みを解決するには、遮光カーテンやブラインドの使用が効果的。遮光カーテンは室内の温度上昇を抑えるほか、家具や床の日焼けも防ぎます。
また、ブラインドを使えば光の角度を調整できるので、自然光を取り入れながら西日を遮ることが可能です。
もう少し光を取り入れたい場合には、レースカーテンやウィンドウフィルムを活用しましょう。
適度な明るさを保つと同時に窓の外からの視線もカットでき、プライバシーを保護する効果も期待できます。
4. 現在の日本の住宅事情(令和5年住宅・土地統計調査 住宅数概数集計結果)
最後に日本の住宅事情を見ていきましょう。
2024年4月30日、総務省より「令和5年住宅・土地統計調査 住宅数概数集計(速報集計)結果」が公表されました。
同調査によれば、日本の総住宅数は2018年から4.2%(261万戸)増となる6502万戸(2023年10月1日現在)でした。
総住宅数は1978年より右肩上がりに伸びており、増加率についても2018年の2.9ポイントから4.2ポイントへ上昇しています。
空き家率も13.8%と過去最高で、900万戸の空き家が存在しているのが日本の住宅の現状です。