2.2 年金生活者等支援臨時福祉給付金

「年金生活者等支援臨時福祉給付金」は、「1億総活躍社会の実現」に向け、所得の少ない高齢者の方などを対象に2015年〜2016年に実施された給付金支援です。

賃金引上げの恩恵が及びにくいとされる低年金受給者への支援や、高齢者世帯の年金も含めた所得全体の底上げを図ることなどを目的として、後述する「年金生活者支援給付金」の前倒し的な位置づけで実施されました。

年金生活者等支援臨時福祉給付金は2種類あり、2つの給付金を併用することはできません。

  • 高齢者向け給付金
  • 障害・遺族年金受給者向け給付金

「高齢者向け給付金」は、2017年度までに65歳以上になる方で、所得が少ない人を対象に3万円の支給がされました。

障害基礎年金もしくは遺族基礎年金等を受給している方で、所得が少ない人には「障害・遺族年金受給者向け給付金」として3万円が支給されました。

なお、「臨時福祉給付金」と「年金生活者等支援臨時福祉給付金」はすでに給付支援が終了しています。

次章で、現在も継続して実施されている「年金生活者支援給付金」の概要について確認していきましょう。