【還暦60歳代の貯蓄事情】老後の入り口「60歳代の貯蓄額」平均と中央値はいくら？公的年金だけで暮らす世帯は半数以下 【年金一覧表】令和の年金エイジがもらう「厚生年金・国民年金」平均月額と個人差

3. 【年金一覧表】令和の年金エイジがもらう「国民年金」平均月額と個人差

3.1 国民年金の平均受給額（月額）

〈全体〉平均受給額（月額）：5万6316円

• 〈男性〉平均受給額（月額）：5万8798円
• 〈女性〉平均受給額（月額）：5万4426円

国民年金の加入対象は原則、日本に住む20歳以上60歳未満の全員です。一度も厚生年金に加入したことがない人が、受給要件を満たした場合に老後に受け取る年金は、この国民年金のみ。

国民年金の保険料は収入の有無や年収にかかわらず全員定額（2024年度月額は1万6980円）で、年金保険料の納付期間によって老後の年金額が決まります。未納月数に応じて満額から差し引く計算方法です。そのため、よって厚生年金のような個人差は出にくいと言えるでしょう。

ひと月の生活費はもちろん世帯差がありますが、厚生年金・国民年金ともに年金だけで余裕を持って暮らしていける世帯は決して多くはないでしょう。