各地で秋の気配を感じるようになりました。

この夏は、猛暑や天候不順で、人だけではなく植物にも過酷な条件の日々が続いたといっても過言ではないでしょう。

強い日差しでお庭の植物がダメになってしまったり、お庭のお手入れが全然できずに荒れ放題になってしまったとお嘆きの方もいらっしゃるかもしれませんね。

ようやく少し過ごしやすくなってきた今日この頃。秋の終わりまでずっと花を咲かせてくれる多年草を、お庭で楽しんでみませんか。

今回は残暑を乗り切りつつ、秋もキレイな花を咲かせてくれる多年草5選を参考価格とともにご紹介します。

1. この記事で紹介する「晩秋までお花を楽しめる多年草5選」

  • センニチコウ・ファイヤーワークス
  • ガイラルディア
  • サルビア・ミクロフィラ(チェリーセージ)
  • 宿根フロックス(フロックス・パニキュラタ)
  • ガウラ

それではひとつひとつ見ていきましょう。お気に入りが見つかったらぜひお庭にお迎えしてみてくださいね。

2. 残暑を乗り越え、まだまだ咲く!晩秋までお花を楽しめる多年草5選

2.1 その名のとおりお庭に打ち上がった花火のよう!「センニチコウ・ファイヤーワークス」

【写真1枚目/全5枚】明るい花色で秋の庭を華やいだ雰囲気に「センニチコウ・ファイヤーワークス」 2枚目以降でも晩秋までキレイな花を楽しめる多年草をご紹介!1/5

ピンク色の花火のような花を咲かせているセンニチコウ・ファイヤーワークス

Suchart Boonyavech/shutterstock.com

濃いピンク色の花が印象的なセンニチコウ・ファイヤーワークス。草丈も高く、野性味あふれる華やかな存在感が特徴です。さらにスパイシーな香りも魅力。

センニチコウはほとんどの品種が一年草に分類されますが、ファイヤーワークスは半耐寒性多年草なので、暖かい地域では屋外での越冬も可能です。

丈夫な性質を持ち、一度植え付ければ特に手入れをしなくてもすくすく育ってくれます。11月頃まで開花期なので、マメに花がら摘みをしてたくさん花を咲かせましょう。

晩秋を迎え開花しなくなったら株元で切り戻し、マルチングして冬越しの準備をしてください。地域によって半常緑、落葉と違いは出ますが、春になると再び芽吹きます。翌年の開花を楽しみに管理しましょう。

※参考価格:300円前後(3~3.5号ポット苗)

2.2 ビタミンカラーでエナジーチャージ!「ガイラルディア・オオテンニンギク」

ビビットカラーの鮮やかな花姿「ガイラルディア・オオテンニンギク」2/5

内側はオレンジ色で外側が黄色の鮮やかな花を咲かせている、ガイラルディア・オオテンニンギク

Ivanova Tetyana/shutterstock.com

まだ夏の余韻に浸りたい方は、ビビッドカラーが目を引くガイラルディアがオススメ。たくさんの品種があるなかで、「オオテンニンギク」と呼ばれるものが多年草となっています。

南北アメリカが原産地で、もともとは草原などに自生する野生のヒマワリの仲間ということもありとても丈夫です。さらにこちらも開花期が長く、秋の終わりまで元気いっぱい咲いてくれます。

花がしぼんだ後そのままにしておくと種ができてしまうので注意。花数が少なくなるだけでなく、種がトゲトゲしていて手を痛めてしまうことも。種が必要な場合は手袋をするなど注意して作業しましょう。

※参考価格:500~900円前後(3~3.5号ポット苗)

2.3 ユニークな花びらの形がたまらない!「サルビア・ミクロフィラ(チェリーセージ)」

甘い香りとかわいらしい小花が魅力「サルビア・ミクロフィラ」3/5

花びらの先が赤、付け根が白の小花を咲かせている、サルビア・ミクロフィラ

Pavel105/shutterstock.com

花びらからさくらんぼのような甘い香りがすることから「チェリーセージ」の名でも親しまれているサルビア・ミクロフィラ。葉もハーブのように香ります。

赤、ピンク、白、紫などバラエティに富んだ花色があります。真夏の暑さ真っ盛りの間は開花が停滞する場合もありますが、花期が長く、秋まで咲き続けます。

強健で、環境にマッチすれば植えっぱなしでも毎年花を咲かせてくれるので、初心者さんにも育てやすいでしょう。

比較的寒さにも強く、暖かい地域では冬でも開花しているのを見かけることも。寒い間に株を休ませたほうが次シーズンの状態がよくなるので、冬が来る前に切り戻しをして伸びた茎を整理しておくのがポイントです。

※参考価格:300~600円前後(3~3.5号ポット苗)

2.4 艶やかでバリエーション豊富!「宿根フロックス(フロックス・パニキュラタ)」

スッと伸びた茎の先に集まって咲く花姿が優美な「宿根フロックス」4/5

紫色と、ピンク&白の花を咲かせている宿根フロックス

Marina Zezelina/shutterstock.com

花魁草(オイランソウ)という別名を持つ宿根フロックス。花束のように集まって咲く姿は、確かにどこか妖艶な雰囲気も感じさせますね。

草丈が高く、なかには1メートルを超すものもあるので、花壇の背景に群生させると存在感抜群。11月頃まで咲き続けてくれます。

咲き終わった花は、そのままにしておくと病気の発生源になってしまうため、できるだけこまめに取り除くことを心がけましょう。

暑さや寒さに強く、丈夫です。年を経るごとに大きな株へと生長するので、他の植物との間隔をできるだけあけて植えるようにしましょう。

※参考価格:350~800円前後(3~3.5号ポット苗)

2.5 花言葉は“負けず嫌い”!可憐な頑張り屋さん「ガウラ」

可憐で繊細ながら丈夫で使い勝手抜群の優等生「ガウラ」5/5

白い蝶のような花を咲かせている、ガウラ

Alex Manders/shutterstock.com

風に揺れる白い花が、まるで蝶が舞っているように見えることから白蝶草(ハクチョウソウ)とも呼ばれるガウラ。楚々としたホワイトもとても素敵ですが、赤に近いピンクや淡いピンクなど、キュートなカラーもあります。

品種によって草丈が異なるため、寄せ植えにしたり、花壇の背景にしたり、グラウンドカバーにもできるなど、幅広い用途からとても人気があります。

繊細な花のイメージからは想像もつかないほど丈夫で、花茎を長く伸ばして咲く様子が、他の植物と背比べをして競い合っているように見えるので「負けず嫌い」という花言葉が生まれたとか。

暑さや寒さにも強く、晩秋まで次々と花を咲かせながら株を大きく生長させていきます。生長が速いので、風通しをよくするために秋の間に切り戻しをしておくとよいでしょう。

さし芽でふやしますが、こぼれ種でも自然にふえていきます。

※参考価格:300~700円前後(3~3.5号ポット苗)

3. まとめ

今回は、丈夫でなおかつ秋までずっと咲いてくれる多年草をご紹介しました。

どれも日当たりを好むので、残暑の直射日光や西日が射すような場所でもヘタらずに花を咲かせてくれます。しかもお手入れにあまり手がかからない優等生ばかり。

育ててみたいものがあったら、ぜひ植え付けなどの準備を万全にしてお迎えしましょう。

多年草は一度植えたら数年楽しむことができます。長く花を咲かせられる環境をととのえて素敵なお庭づくりをしてくださいね。

LIMO編集部