「春~秋は雑草が勢いよく伸びるのに、冬は雪に覆われて冬越しできない植物が多い」そんな、環境変化が激しい雪国の庭。きれいで手のかからない庭を作りたくても、何を植えたらいいのか悩んでしまいますよね。
雑草対策をしながら、緑あふれる美しいお庭を保つには、地面を覆うように成長し、葉が密生するグランドカバー植物がおすすめ。寒冷地では、植えっぱなしで越冬できる、寒さに強い植物であることも必須条件です。
この記事では、寒冷地(秋田県)でガーデニングを楽しんでいる筆者が、実際に庭で育てている植物の中から「植えてよかった」と感じているグランドカバー植物を4つ、参考価格とともにご紹介します。
1. この記事で紹介する「寒冷地向け《植えてよかったグランドカバープランツ》」
- クリーピングタイム
- シバザクラ
- カーペットカスミソウ(オノエマンテマ)
- ギボウシ(ホスタ)
ほぼほったらかしで雑草対策になる植物ばかりなので、寒冷地のガーデナーさんはぜひ参考にしてくださいね。次でひとつひとつ見ていきましょう!
2. 植えてよかったグランドカバー!日なたでも成長穏やかな多年草2選
2.1 クリーピングタイム[半落葉(寒冷地では落葉)]
【写真1枚目/全4枚】香りがよく、春に咲く小花もかわいらしい「クリーピングタイム」など、2枚目以降も《寒冷地の気候にあったグランドカバー植物》をご紹介!1/4
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クリーピングタイムは多少踏んでも大丈夫で、踏まれるとよい香りが広がるグランドカバー植物。庭の小道や玄関アプローチなど、頻繁に人が通る場所の雑草対策におすすめです。春~初夏には、白やピンク、うす紫色のかわいらしい小花を咲かせてくれますよ。
筆者は玄関横の植栽スペースに植えています。成長が穏やかで高さはあまり出ず、葉が密生するので雑草もほとんど生えない、グランドカバーとして優秀な植物。行ってほしくない場所に広がってしまったときの切り戻しも簡単です。
日当たりと風通しのよい場所で元気に育ち、年1回程度の切り戻し以外はほぼほったらかしOK。クリーピングタイムは料理に使うコモンタイムの仲間ですが、食用には向きません。
※参考価格:150~600円前後(3~3.5号ポット苗)
2.2 シバザクラ[常緑]
サクラの絨毯が楽しめる「シバザクラ」2/4
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シバザクラは、八重桜の開花と同じくらいの時期に、サクラに似た花を咲かせるグランドカバー植物。花の季節には葉を覆うように花を咲かせるので「サクラの絨毯」を楽しめますよ。花色はピンク・うす紫・白など、春らしいふんわりとした色合いの品種がほとんどです。
こぼれるように伸びる姿が素敵なので、筆者は写真のように段差のある花壇の端に植えています。成長は穏やかで、満開の季節は本当にきれい!もちろん雑草対策としても活躍してくれます。唯一の欠点は、葉がチクチクして痛いこと。切り戻しの際は手袋必須です。
日当たりのよい場所に植え、花が咲く前に固形肥料を撒いておくと花付きがとてもよくなります。寒さにも病虫害にも強く、雪の下でも常緑の葉を落とさない、健気で丈夫なグランドカバー植物です。
※参考価格:100~400円前後(3~3.5号ポット苗)
3. 植えてよかったグランドカバー!半日陰~日陰でも育つ多年草2選
3.1 カーペットカスミソウ(オノエマンテマ)[落葉]
白い小花がキュートな寒冷地向きグランドカバー「カーペットカスミソウ」3/4
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ナチュラルガーデンにぴったりの、野趣あふれる白い小花を咲かせるカーペットカスミソウ。シバザクラよりも少し遅れて、かわいらしい花で地面を覆います。
筆者は、昼~夕方に日が当たる場所のグランドカバーとして育てています。本当は午前中のみ日が当たる場所が適していますが、少し環境が悪くても、たくましく育って花を咲かせてくれています。
高温多湿に弱いため、寒冷地向きのグランドカバー植物。花が咲く前と秋に、固形肥料を撒いておくと元気に育ち、花つきもよくなります。成長は穏やかですが、少し乾燥に弱い印象なので、夏の水切れには注意してください。
※参考価格:300~700円前後(3~3.5号ポット苗)
3.2 ギボウシ(ホスタ)[落葉]
葉色が豊富で、カラーリーフとしても楽しめる「ギボウシ」4/4
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品種が豊富でどれも葉が美しいギボウシは、初夏にうす紫や白色の、清涼感あふれる花を咲かせます。葉焼けしやすく乾燥に弱いため、しっとりとした日陰を好む植物。葉色の違うギボウシを寄せ植えすると、おしゃれですよ。
ギボウシは毎年ほぼ同じサイズで葉を広げるため、雑草対策として植えるなら、複数のギボウシを初めから密に植えるのがおすすめ。筆者は葉の大きなオオバギボウシを育てていますが、ときどき葉の隙間から雑草が伸びてくることがあるので、1~2か月に1回程度は草取りが必要です。
とはいえ、ギボウシ自体はほぼほったらかしOK。手がかからず、育てやすくて美しく、カラーリーフとしても楽しめるグランドカバー植物です。春の新芽が出る頃と花後の年2回、固形肥料を撒いておくと元気に育ちます。
※参考価格:400~1800円前後(3~3.5号ポット苗)
4. まとめにかえて
寒冷地に住む筆者が、実際に庭で育てている植物の中から「植えてよかった」と感じているグランドカバー植物を4つご紹介しました。植えてみたいグランドカバー植物はありましたか?
また、筆者が育ててみて感じた成長スピードや育てやすさについてもお伝えしました。これは、植える地域や環境によって変わるため、筆者の住んでいる地域での感覚として参考にしてください。
グランドカバー植物は地面を這うように育つため、蒸れやすく、夏の高温多湿で傷みやすい植物。しかし寒冷地では、夏の気温や湿度が比較的低い地域が多いため、グランドカバー植物を育てやすい環境です。気になる植物があったらぜひ、来年の春にお迎えしてみてくださいね。
鈴森 真樹