少しずつ涼しくなってくる9月。ベランダでガーデニングを楽しんでいる方や、これからベランダガーデニングを始めたいと思っている方も、この秋は何を植えようかと考え始めているのでは?

ベランダガーデニングで取り入れる植物選びの大前提は「プランター栽培しやすいこと」ですが、他にも広さや日当たりなど、ベランダによってさまざまな条件がありますよね。

また、プランター栽培は庭植えと比較して、植え替えや水やりの手間が多くなりがち。でも、なるべくお世話が簡単な植物を取り入れたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、今から植えられてプランター栽培しやすい、ベランダガーデニング向きの多年草6選を、参考価格とともにお伝えします。

一度植えれば毎年花を咲かせてくれる多年草を、日なた向き・日陰向きに分けてご紹介します。

1. マンションでベランダガーデニング!プランターに今から植える「日なた向き」の草花3選

1.1 オステオスペルマム[常緑]

【写真1枚目/全6枚】重厚な色合いが華やかな「オステオスペルマム」など秋のベランダガーデンが華やぐ多年草の花をご紹介1/6

オレンジ色の花が満開のオステオスペルマム

Mira Drozdowski/shutterstock.com

春と秋に、おしゃれな花を次々と咲かせるオステオスペルマム。品種が豊富で、花色や花形のバリエーションがとても豊富です。無機質なベランダも、明るくおしゃれな雰囲気にしてくれますよ。

寄せ植えの主役に取り入れられることが多い花ですが、こんもりと大きくなるので、単体で植えても見ごたえ抜群。複数の品種を1つずつプランターに植えて寄せ鉢にすると、華やかでお手入れもしやすいですよ。

開花中は日向に置き、定期的に肥料を適量与えて花がら摘みをするとたくさんの花が楽しめます。高温多湿や寒さに弱いため、冬は霜が当たらない場所に置き、真夏は半日陰に置くか、日よけをしてください。植え替え適期は初夏と秋です。

※参考価格:600~1000円前後(3~3.5号ポット苗)

1.2 ゼラニウム[常緑]

ヨーロッパの鉢植えの定番!洋風おしゃれな「ゼラニウム」2/6

赤やピンク、オレンジの鮮やかな花を咲かせているゼラニウム

Maria Pomelnikova/shutterstock.com

ゼラニウムは、ぱっと目を引く鮮やかな花を咲かせます。ヨーロッパの写真で、ベランダの手すりや窓辺に飾られている鉢植えの多くは、このゼラニウム。マンションのベランダを、海外のようなおしゃれ空間にしたい方におすすめです。

花色は赤、オレンジ、紫、白、ピンクなど。品種によって花期が異なるため、秋に花を楽しみたい方は、初春から晩秋まで花が咲く「四季咲き」を選びましょう。また、ハーブゼラニウムという香りを楽しむ品種もあります。

弱アルカリ性の土を好むので、ハーブ用培養土が適しています。満開の花を長く楽しむため、開花中は適期的に固形肥料を与えましょう。植え替え適期は初夏と秋です。

※参考価格:300~1000円前後(3号ポット苗)

1.3 ガーデンシクラメン[落葉(夏に休眠)]

コンパクトなサイズとおしゃれな花が嬉しい「ガーデンシクラメン」3/6

植木鉢に植えられた、ピンクや白の花が咲いてるガーデンシクラメン

Lapa Smile/shutterstock.com

ガーデンシクラメンは、室内向きのシクラメンと比較して寒さに強いため、屋外でも越冬できる品種。秋から春先の花が少ない季節に、おしゃれな花でベランダを彩ってくれます。

また、ガーデンシクラメンはコンパクトな球根植物なので、狭いベランダでも育てやすいのが嬉しいポイント。花色や花形、葉色のバリエーションが豊富なので、複数の品種を寄せ植えしたり、他のお花と合わせたりするのも楽しいですよ。

初夏に地上部が枯れたら地際で切り戻して日陰に置きます。夏の間は断水し、気温が下がってきたら水やりを再開して、葉が出てきたら肥料を与えて日が当たる場所に移動してください。基本的には植え替えの必要はありませんが、鉢や土を新しくしたい場合は、秋に行いましょう。

※参考価格:400~900円前後(3~3.5号ポット苗)

2. マンションでベランダガーデニング!プランターに今から植える「日陰向き」の草花3選

2.1 ツルニチニチソウ(ビンカ・マヨール)[常緑]

かざぐるまのような花とおしゃれなつるが魅力の「ツルニチニチソウ」4/6

青い花を咲かせているツルニチニチソウ。葉には白い模様が入っている

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つやのある葉と、動きのあるおしゃれなつる、春から梅雨前に咲くかざぐるまのような花など、魅力が多いツルニチニチソウ。斑入りの葉はとくに、日陰のベランダを明るく彩ってくれます。

ハンギングに植え、つるを垂らして育てると見栄えがします。寄せ植えの外側に垂らして育てるのもおしゃれですよ。つるが伸びすぎたら適宜切り戻してください。

初心者さんやお忙しい方でも育てやすい、丈夫な多年草。植え替え時には、根も切り戻しておくと、サイズをキープしやすくなります。植え替えの適期は春と秋です。

ツルニチニチソウは暖地向きで、ヒメツルニチニチソウは寒冷地向きの品種。どちらも毒があるため、小さなお子さんやペットが口に入れないよう、注意してください。

※参考価格:250~1100円前後(3~3.5号ポット苗)

2.2 ヒューケラ(ツボサンゴ)[常緑]

一年中鮮やかな葉で日陰のベランダを彩ってくれる「ヒューケラ」5/6

オレンジや赤、黄緑色の葉をもつヒューケラ。白い小花が咲いている

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一年中鮮やかな葉が魅力のヒューケラ。品種によって色や形が違う個性的な葉は、リースなどのアレンジや押し葉にしても楽しめます。初夏には花茎を伸ばし、小さな釣り鐘型の花を咲かせるのも楽しみですね。

品種がたくさんあるため、色違いのヒューケラを数種類取り入れて、寄せ植えや寄せ鉢にすると、日陰のベランダも華やかな印象に。他の花と組み合わせて寄せ植えにするのもおすすめです。

プランター栽培でもあまり手がかからず、育てやすい多年草。秋と春に固形肥料を与えると元気に育ちます。高温多湿に弱いため、梅雨前に葉数を減らし、株内の風通しをよくすると夏越ししやすいでしょう。
※参考価格:300~900円前後(3号ポット苗)

2.3 シュウメイギク[半常緑]

ナチュラルでキュートな花「シュウメイギク」6/6

ピンクのかわいらしい花を咲かせているシュウメイギク

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秋に白やピンクのキュートな花を咲かせるシュウメイギク。ナチュラルな雰囲気のベランダにしたい方におすすめのお花です。

ベランダガーデニングでは、矮性品種を選びましょう。八重咲やカップ咲き、斑入り葉など、個性的な品種も販売されています。

背が高くなりがちですが、初夏に根元から5cmぐらいの高さでカットするとコンパクトなサイズをキープできます。

秋と春に固形肥料を適量与えると、花つきがよくなります。寒い地域では冬に地上部が枯れるため、根元で切りつめて冬越ししてください。

地下茎が伸びるので、植え替えのタイミングで根も切り戻すとコンパクトに。植え替えや株分けの適期は春と秋です。

※参考価格:450~1200円前後(3号ポット苗)

3. まとめにかえて

今から植えられる、コンパクトでプランター栽培しやすい、ベランダガーデニング向きの多年草を6つご紹介しました。植えてみたい多年草はありましたか?

ベランダは季節によっても日の当たり方が変わるもの。もし、植物の徒長や葉色の悪さが気になったら、プランタースタンドに置く、ハンギングプランターに植えて手すりの内側にかけるなど、日当たりを工夫してみてください。

ベランダガーデニングでは、1~2年に一度の植え替えが必要になりますが、少しずつ大きくなる植物をお世話する時間は癒されますよ。ベランダでも秋のガーデニングを楽しみましょう。

鈴森 真樹