2. 次回10月支給の老齢年金から「手取りが変わるケース」も
さて、年金からの天引き額は1年度中ずっと同じとは限りません。徴収額が決まるまでは「仮徴収」として前回までと同額を天引きし、徴収額が決まった後「本徴収」として新しい金額の天引きが始まります。
そのため、年度途中で手取り額に変化が起こるケースもあるのです。
例えば、介護保険料は7月に決まります。4月の時点では新年度の金額が未定の状態となるため、仮徴収として前回までと同じ金額を天引きするのです。
8月も同様に仮徴収を行い、10月から新しい金額の天引きが始まる(=本徴収)自治体もあり、そこで手取り額に変化が起こることになるのです。健康保険料でも同じケースが発生します。
著者
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)/元銀行員
ファイナンシャルアドバイザー。秋田県秋田市出身。宇都宮大学教育学部卒業後、株式会社栃木銀行に入行。主に個人リテール業務へ従事。若年層から富裕層まで幅広い世代へ投資信託・保険を中心に総合的なライフプランニングを行ってきた。リテール営業行員内で上位の成績を保ち、全行員内1位の成績を収める。また、社内教育にも尽力し、人材育成にも携わる。
現在は金融IT企業で個人向け資産運用のコンサルティング業務を行う。一種外務員資格(証券外務員一種)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)を保有。また、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト「LIMO&ファイナンス」でも執筆を行う。(2026年7月11日更新)