2024年9月3日、厚生労働省は「令和5年度 医療費の動向」を公表。これによると、2023年度の医療費は47兆3000億円。前年度に比べて約1兆3000億円の増加となりました。
私たちが病院などの窓口で支払うのは自己負担分のみですが、それ以外の実際に受けた医療に対してかかった費用(医療費)は主に保険料などでまかなわれています。
少子化・高齢化が進む現代社会、これから医療費を含めた社会保障給付費は増えていくことが予想されるでしょう。
現役世代の方々は、サラリーマンであれば月々の給与から保険料が天引きされていますね。実は老後の年金からも保険料が天引きされているのはご存知でしたか。
老後生活の大切な柱となる公的年金からは、各種社会保険料や税金が天引きされます。つまり、老後の年金にも「額面」と「手取り」があるのです。
今回は、そうした「年金から天引きされる4つのお金」について整理していきます。あわせて今のシニア世代が受け取る額面の「年金月額」に関するデータものぞいてみましょう。