3. 年金振込額が減る人

65歳になると年金から介護保険料や住民税が特別徴収されるようになるため、年金の振込額が減少することがあります。これは、65歳以降自分で納付していた保険料や税金が、年金から自動的に引き落とされる仕組みに切り替わるためです。  

例えば、4月に誕生日を迎えて65歳になった場合、その年の10月から介護保険料の特別徴収が始まるため、8月までの年金額と比べて10月以降の年金額が少なくなることがあります。

所得税の特別徴収が始まる場合も同様に、年金額が減少する可能性があります。年金受給開始から1年目にあたる場合10月から所得税が年金から直接差し引かれることになり、やはり8月までの普通徴収の年金額と比べて減額されてしまうのです。

これらの変化は税金や保険料の引き落としタイミングの違いによるもので、特に65歳を迎えた後の年金受給者はこうした変動を事前に理解しておくことが重要です。