3. 年金振込額を確認する重要性

年金額改定通知書、年金振込通知書は年金の振込額や支給日、控除される税金や保険料の詳細を知らせる大切な書類です。

毎年6月に年金受給者には上図の年金額改定通知書、年金振込通知書が送付されます。
通知書が届いたら記載された金額や支給日、控除額をしっかりと確認し、実際に振り込まれた額と一致しているか銀行口座と照らし合わせましょう。

振込額が違っている場合や通知書が届かない場合は、年金事務所にすぐ連絡することが大切です。

通知書の確認を怠ると誤った年金額で生活設計を立てることになりかねませんので、毎年必ず確認し、疑問があれば早めに相談することをおすすめします。

4. まとめにかえて

制度改正に伴う年金受取額の変更について、10月以降に影響が出る理由をご理解いただけたでしょうか。

年金額が変動する要因には、介護保険料や住民税の特別徴収、在職定時改定の導入など、複数の制度的な要因が関係しています。これらの項目がご自身の状況に当てはまるかを丁寧にチェックし、今後の家計計画や生活設計に役立てることが大切です。

制度の変更が家計に与える影響を把握することで、予期せぬ支出の増減に対応しやすくなり、長期的な資産形成や生活設計にも安心感が生まれるでしょう。

※2024年9月24日9:50 一部内容を修正しております。

参考資料

石川 美香