【平均の貯蓄額・中央値】70歳代・二人以上世帯はいくら？老後は年金だけで生活できる？ 〈一覧表〉厚生年金・国民年金の平均月額も確認

2. 【厚生年金・国民年金】平均月額はいくら？

厚生労働省年金局による「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとに、現シニア世代が受給している「厚生年金と国民年金」の平均月額を見てみましょう。

2.1 【厚生年金】平均月額

〈全体〉平均年金月額：14万3973円

• 〈男性〉平均年金月額：16万3875円
• 〈女性〉平均年金月額：10万4878円

※国民年金部分を含む

2.2 【国民年金】平均月額

〈全体〉平均年金月額：5万6316円

• 〈男性〉平均年金月額：5万8798円
• 〈女性〉平均年金月額：5万4426円

厚生労働省年金局によると、現シニア世代が受給している公的年金の平均月額は「厚生年金（国民年金含む）14万円台・国民年金5万円台」となっています。

物価が上昇していることもあり、年金収入のみで老後の生活費を全てカバーするのは厳しいのではないでしょうか。

また、公的年金の受給額は、年金保険の加入期間や現役時代の収入などによって異なります。

そのため、公的年金の平均月額を大きく上回る人や、下回る人もいます。

将来どのくらいの年金を受給できるかは、日本年金機構より毎年誕生月に送られてくる（誕生日が1日の方は誕生月の前月）「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」で確認できるため、ぜひチェックしてみてください。