3.2 《令和のシニア》厚生年金の平均月額はいくら？
〈全体〉平均年金月額：14万3973円（含：国民年金の月額部分）
- 〈男性〉平均年金月額：16万3875円（含：国民年金の月額部分）
- 〈女性〉平均年金月額：10万4878円（含：国民年金の月額部分）
会社員などで厚生年金に加入して働いていた期間がある人の場合、老後は「国民年金（基礎年金）と厚生年金」の併給となります。ここで紹介する厚生年金の受給額も、国民年金の月額部分が含まれたものです。
年金制度の仕組み上、厚生年金を受け取れる場合、国民年金より手厚い受給額となるのが一般的です。国民年金の月額部分を含む厚生年金の平均月額は男女全体で14万円台ですから、平均月額を単純比較すると国民年金の約3倍。しかし男女別に見ると男性16万円台・女性10万円台と大きな開きがあります。
厚生年金の年金額は、年金加入期間とその間の年収により決められるため、実際に受け取る年金額には個人差が出るのです。
極端な話を言えば、厚生年金への加入期間が短く、国民年金の保険料納付月数が少ない場合などは、年金生活者支援給付金の対象となる可能性もゼロではないでしょう。
