ファイナンシャルアドバイザーの筆者は、多くのお客様から「老後資金」に関するご相談をお受けしています。その中で「将来年金をもらえるか不安」「年金のしくみは分かりにくい」といった声はとても多い印象です。

各種給付金や助成など、私たちの暮らしと密接な関係がある公的なお金には「申請しないともらえない」ものが多くあります。老後資金の準備と深い関係がある「年金」も然り。65歳になったからといって、老後の年金が自動的に振り込まれるわけではないのです。

日本の公的年金は「老齢年金」「遺族年金」「障害年金」の3種類ですが、いずれも年金請求書を提出して申請しないと受け取ることはできません。

一定所得以下の年金世帯に支給される「年金生活者支援給付金」も同様です。毎年9月、日本年金機構は新たに「年金生活者支援給付金」の対象となった人に申請書を送付しています。

今回はこの「年金生活者支援給付金」について整理してお伝え。今のシニア世代が受け取る年金額についても触れていきます。

※すでに年金生活者支援給付金を受け取っている人は、新たに手続きをする必要はありません。また、LIMOでは個別のご相談・お問い合わせにはお答えできかねます。