2.2 損小利大のスタンスで
FXトレードを上手く進めるためには、予想の的中率の高さよりも、予想したシナリオが間違っていた場合の損切りの的確さが重要となってきます。
例えば、10回の取引のうち、4回プラスで6回マイナスとなるようなケース。
予想が間違っていた際は適切に損切りを行って損失を最小限に抑え、反対に予想が的中した際には利確を焦らず、利益を伸ばすように心がければ、全体でプラスになるような取引を行うことができます。
そのため、数千円の投資であっても、損小利大の取引スタイルを貫くことができなければ、すぐに全額を失ってしまうリスクが十分にあるのです。
3. まとめ
FXは初心者の方でも少額から始められるなど、ほかの投資商品と比べてより気軽に参入できるイメージがあります。
しかし、その怖さを十分に理解せずにいると、始めは数千円の投資であったとしても、気づいた時には取り返しのつかない損失を被っているという可能性も大いにあります。
そのため、高いレバレッジをかけてギャンブルのように取引するのではなく、まずは小さな倍率から始めて取引に慣れ、損小利大のスタンスでコツコツと資産を増やしていくように心がけましょう。
参考資料
- 金融庁「外国為替証拠金取引について」
- 金融庁「資産所得倍増プランについて」
- 金融先物取引業協会「四半期統計<Quarterly Data>」
- 国際通貨研究所「外為証拠金取引市場の動向」
- TradingView(USD/JPY)
- 一般社団法人金融先物取引業協会「取引時間について」
中島 翔