1.1 増加傾向にあるFX取引量
前述した通り、FX取引額の推移についても増加傾向にあり、市場規模はますます拡大しています。
また、FXの取引量が特に大幅に増加した時期に注目してみると、コロナショックをはじめとする大きな出来事が発生し、ドル円相場を含めた為替市場全体が大きく変動していた時期と重なるということで、FX取引額は、為替市場の値動きの大きさにかなり影響を受けやすいと言えます。
さらに、金融先物取引業協会のデータによると、2022年の年間取引金額は1京2000兆円強、2023年は1京2000兆円弱に到達。2年連続で1京円を超える結果になったということで、今後も相場を動かす原動力の一つになると考えられています。