5. 年代別「住民税非課税世帯」の割合を一覧表で見る
「どれくらいの人が住民税非課税世帯に当てはまるのか」について、厚生労働省のデータを元に、年代別に見てみましょう。
厚生労働省が公表している「令和5年国民生活基礎調査」の最新版が参考になります。
- 30歳代：12.0％
- 40歳代：10.0％
- 50歳代：13.6％
- 60歳代：21.7％
- 70歳代：35.9％
- 80歳代：52.5％
- 65歳以上（再掲）：38.1%
- 75歳以上（再掲）：49.1％
75歳以上の人の約49.1％が住民税非課税世帯に該当しています。
約半数の高齢者が住民税を払っていないことになります。
これは年金生活になって収入が減ることや、遺族年金も非課税なのもあり、該当しやすいと考えられます。
ただし、収入が低くても金融資産が多い人もいるかもしれません。つまり、住民税非課税世帯だからといって、みんなが経済的に苦しいわけじゃないかもしれない、ということです。
では、高齢者の貯蓄事情はどうなってるのでしょうか。
「家計の金融行動に関する世論調査（令和5年）」（金融広報中央委員会が公表）から、70歳代の貯蓄事情を確認してみましょう。
