2. 運転免許証もマイナンバーカードと一体化される?
前章では、「健康保険証とマイナンバーカードの一体化」について解説していきましたが、近い将来「運転免許証とマイナンバーカードの一体化」もされる予定です。
運転免許証の場合、現状は強制的に一体化がされるわけではなく、運用開始後も以下のいずれかを選択することが可能です。
- 一体化カードのみを保有
- 一体化カードと運転免許証の双方を保有
- 運転免許証のみを保有
一体化を希望する人は、申請を受けることで、マイナンバーカードのICチップに免許情報が記録されます。
運転免許証とマイナンバーカードを一体化すれば、住所変更の手続きをワンストップ化できたり、居住地外での運転免許証の迅速な更新手続きが可能になったりします。
現在はまだ、運転免許証とマイナンバーカードの一体化はされておらず、2024年度末を目安に一体化の運用を開始する見込みです。
3. マイナンバーカードをお持ちでない場合は申請を検討しよう
本記事では、健康保険証の廃止と運転免許証の一体化について詳しく解説していきました。
2024年12月2日以降からは健康保険証の新規発行が終了し、2024年度末を目安に運転免許証もマイナンバーカードとの一体化を開始する予定です。
健康保険証・運転免許証とマイナンバーカードの一体化により、個人情報の電子的管理が効率化され、医療費の申請や運転免許の更新手続きなど、様々な行政サービスの利便性向上が期待できます。
マイナンバーカードをお持ちでない方は、この機会にマイナンバーカードの申請を検討してみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 厚生労働省「マイナンバーカードと健康保険証の一体化について」
- 厚生労働省「マイナンバーカードの健康保険証利用について」
- 厚生労働省「マイナンバーカードの健康保険証利用のメリット」
- 全国健康保険協会「健康保険証とマイナンバーカードの 一体化(マイナ保険証)に関する 制度説明資料」
- 小田原市「後期高齢者医療における紙の被保険者証(保険証)の廃止について」
- 内閣府「マイナンバーカードについて」
- デジタル庁「マイナンバーカードの 普及・利用について」
和田 直子