3. 生命保険は定期的に見直そう
さらに保険は「一度選んだら終わり」ではありません。保険の必要性はライフステージごとに変わるからです。
死亡リスクを例に考えてみましょう。
家計を担う人が「子育て期」に死亡するリスクは甚大です。生活費や子育て費用が膨らむ子育て期に、家計を担う人が死亡すると、残された家族の生活が困窮するおそれがあるからです。
ただ、子どもが独立するなどライフステージが変われば、月々の支出は減ります。家計を担う人が死亡しても経済的な負担が小さいのであれば、生命保険の必要性は低いと言えます。
このように、結婚、転職、子供の誕生、住宅の購入といったライフステージごと、また時代や制度の変化によって、自分に適した保険は変わります。
保険に入ったまま放っておくと、ライフステージや、時代・制度の変化と合わなくなる可能性があります。定期的に見直すことをおすすめします。
なお「貯蓄型」の保険を選んでいる場合、定期的な見直しにあたって注意が必要です。「貯蓄型」には、保障と貯蓄の二つの役割があります。保障の必要性が低くなって保険を減らすと、連動して将来に向けた貯蓄も減ることになります。反対に保障を手厚くすると、貯蓄も自動的に手厚くなり、その分の保険料も上がります。貯蓄と保障のバランスなどをよく考えて見直す必要があります。