4. 世帯ごとにもらえる児童手当額をシミュレーション

これまで児童手当の拡充内容を確認しましたが、具体的にいくら児童手当をもらえるようになるのでしょうか。世帯ごとにシミュレーションしてみましょう。

まずは、2歳の子どもと小学生の子どもがいる世帯で計算してみます。2歳の子ども支給分は月額1万5000円、小学生の子ども支給分は月額1万円です。

そのため、合計支給額は月額2万5000円となります。12月に振り込まれる金額は2か月分のため、月額5万円です。

次に、高校生の子ども2人と中学生の子ども1人の合計3人の子どもがいる世帯でシミュレーションしてみます。

高校生の子ども2人分は月額2万円(1万円×2人分)、中学生の子どもは第3子のため月額3万円です。合計で月額5万円となり、12月に振り込まれる金額は2か月分のため、月額10万円となります。

5. 児童手当でもらった金額の使い道を考えよう

児童手当の支給額が増えますが、もらった児童手当の使い道も事前に考えておきましょう。

すぐに使う必要がない場合は、新NISAなどで資産運用をしてお金を増やすことを検討してもいいでしょう。新NISAは、投資で得た利益と配当金に税金がかからないため、お得に投資が可能です。

新NISAは運用益が非課税に!

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出所:金融庁「NISAを知る」

ぜひ、家族で児童手当の使い道を話し合ってみてください。

参考資料

苛原 寛