3.3 現役時代の生活水準を維持するなら不足する場合も

退職後も現役時代と同じ生活水準を維持しようとすると、予想以上にお金がかかることがあります。特に、旅行や趣味、家族との交流などにお金を使いたい場合、2000万円では不十分なこともあります。

これらの理由から、2000万円の貯蓄があっても、今後のライフイベントや経済環境の変化を考慮して、計画的な資産運用や追加で貯蓄しておく必要が出てくる場合があります。

4. まとめにかえて

本記事では、日本における貯蓄2000万円の世帯割合と、貯蓄2000万円を達成したらどのような変化が生じるのかについて見てきました。

貯蓄2000万円以上を有する世帯は全体としては多くない傾向があり、特に若年層にとってはそのハードルがさらに高いことが分かりました。

自分のライフプランの選択肢を広げるためにも、資産運用などを適宜活用して、インフレに負けない資産作りを進めていきたいですね。

参考資料

中本 智恵