3. 支給されなくなる場合は「年金生活者支援給付金不該当通知書」が届く
年金生活者支援給付金が支給されなくなる場合は、日本年金機構より「年金生活者支援給付金不該当通知書」が届きます。
次のケースに当てはまる方は、年金生活者支援給付金が支給されなくなります。
- 前年の所得が基準額を超えている
- 課税されている方が同じ世帯にいる
- 年金が全面支給停止となっている
4. 【年金生活者支援給付金】の請求漏れがないか確認しよう
新たに年金生活者支援給付金の支給対象となる方は、請求手続きが必要です。
支給要件に該当する方には、日本年金機構からはがき型の「年金生活者支援給付金請求書」が送付されます。
なお、年金生活者支援給付金請求書には「期限」が記載されているため、必要事項を記入し期限までに届くように提出しましょう。
「年金生活者支援給付金請求書」が届いた方が、「はがきに記載されている期限」に間に合うよう日本年金機構へ請求書を提出されなかった場合、手続きは可能ですが、請求した月の翌月分からのお支払いとなります。
2024年9月2日より順次、対象者へ向けて「年金生活者支援給付金請求書」が送付されている分に関しては、記載されている期限までに提出が間に合わなかったとしても、2025年1月6日までに日本年金機構へ請求書が届くように提出すると、2024年10月分から「年金生活者支援給付金」が支給されます。
ただし、2025年1月6日までに日本年金機構へ請求書が届くように提出できなかった場合、請求した月の翌月分からのお支払いとなるため、提出が遅れないよう気を付けましょう。
「年金生活者支援給付金請求書」で請求手続きを行うと、後日審査結果の通知が届きます。
支給が決定されると、お支払い月の上旬に「振込通知書」が到着し、「年金生活者支援給付金」の2か月分が翌々月の中旬に振り込まれます。
振込先は「年金と同じ受け取り口座」です。
年金とは別に「年金生活者支援給付金」が支給されます。
「年金生活者支援給付金請求書」が届いた方は、請求漏れがないよう早めに提出しましょう。
5. 「年金生活者支援給付金請求書」が届いた方は申請手続きを
今回は、年金生活者支援給付金の「請求手続きが必要な人」や「請求方法」について解説しました。
給付金の受給対象者であっても、申請しなければ支給されないケースがあります。
また、新たな対象者となる方に「年金生活者支援給付金請求書」が届いた場合、期日を過ぎて手続きを行うと「請求した月の翌月分から」しか年金生活者支援給付金が支給されません。
「年金生活者支援給付金」の支給対象となるのは、収入や所得が一定基準額以下で、老齢・遺族・障害年金のいずれかを受給中の方です。
生活の支援を図ることを目的に支給されるものなので、新たな対象者となる方は、はがき型の「年金生活者支援給付金請求書」が届いたら早めに申請手続きを行うようにしましょう。
参考資料
日本年金機構「年金生活者給付金の対象となるのはどんな人ですか」
日本年金機構「手続きが遅れると年金生活者支援給付金は受け取れなくなりますか。」
日本年金機構「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)は、いつ頃送られますか。」
日本年金機構「年金生活者支援給付金が不該当になった理由は何ですか。」
日本年金機構「「支給金額変更通知書」(または「不該当通知書」)が届きました。なぜですか。」
日本年金機構「年金Q&A (年金生活者支援給付金の継続認定)」
日本年金機構「年金生活者支援給付金を受け取るためには、毎年、手続きが必要ですか。」
日本年金機構「「年金生活者支援給付金支給金額(改定)通知書」はどのような通知書ですか。」
日本年金機構「令和6年度の年金額および年金生活者支援給付金支給金額の改定について」
日本年金機構「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)は、いつ頃送られますか。」
日本年金機構「手続きが遅れると年金生活者支援給付金は受け取れなくなりますか。」
安達 さやか