1.2 二人以上世帯の平均額は889万円、中央値220万円

40歳代二人以上世帯の金融資産の平均保有額は889万円、中央値は220万円です。独身の方よりも、平均額が330万円、中央値が173万円高額になっています。

40歳代既婚者は、夫婦二人だけの世帯もあれば子どもがいる世帯もあり、教育費にお金がかかる世帯が多いでしょう。また、住宅ローンの返済がある世帯もあります。そのため、貯蓄に回せるお金は世帯により異なることが考えられます。

金融資産保有額ごとの世帯割合は以下のとおりです。

【一覧表】40歳代(既婚)貯蓄額ごとの世帯割合

【一覧表】40歳代(既婚)貯蓄額ごとの世帯割合

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)」を元に筆者作成

  • 金融資産なし:26.8%
  • 100万円未満:9.6%
  • 100~200万円未満:8.9%
  • 200~300万円未満:4.9%
  • 300~400万円未満:5.7%
  • 400~500万円未満:3.8%
  • 500~700万円未満:7.4%
  • 700~1000万円未満:5.6%
  • 1000~1500万円未満:7.4%
  • 1500~2000万円未満:3.5%
  • 2000~3000万円未満:5.3%
  • 3000万円以上:6.5%

最も多いのは「金融資産なし」で、26.8%を占めています。独身の場合は「金融資産なし」が40%程を占めていたことから、二人以上世帯の方が割合が小さく、貯蓄についての意識が高いといえるでしょう。