3. 在職老齢年金とは

在職老齢年金とは、働きながら年金を受け取るとき年金の一部または全額が支給停止になる仕組みのことです。

支給停止になるのは、次のケースです。

  • 基本月額と総報酬月額相当額の合計が50万円を超える

基本月額は、老齢厚生年金の「報酬比例部分」の月額です。

報酬比例部分の年額は、ねんきん定期便に記載されています。

総報酬月額相当額は、各月の「標準報酬月額」と直近1年の賞与の約1/12の金額との合計です。

年収の約1/12として概算してもいいでしょう。

在職老齢年金の計算方法のフローチャート

在職老齢年金の計算方法のフローチャート

出所:日本年金機構「在職老齢年金の計算方法」

基本月額と総報酬月額相当額の合計が50万円を超えると、超過分の半分が支給停止(老齢厚生年金の減額)となります。