4. 【参考】子育て世帯の年収事情
最後に、参考として子育て世帯のお金事情をご紹介します。
独立行政法人 労働政策研究・研修機構の最新調査データ(2024年3月26日公表)によると、子どものいる世帯の世帯年収の2022年調査結果は以下の通りです。
- ⺟⼦世帯 平均値 340万100円 中央値 254万円
- ふたり親世帯(⺟親回答) 平均値 813万5600円 中央値 745万円
- ⽗⼦世帯 平均値 638万2600円 中央値 600万円
また個人年収は、⺟⼦世帯の平均値が271万円5100円(中央値228万円)なのに対し、ふたり親世帯の母親は平均値が245万円3400円(中央値190万円)と⺟⼦世帯の母親の個人年収のほうが高く、働き方を見ても母子世帯の母親は有業率が高く正規雇用として働いている人が多い一方で、ふたり親世帯の母親は有業率が相対的に低く非正規雇用やパートタイムで働いている割合が高いという結果になりました。
参考資料
LIMO編集部
執筆者
LIMO編集部は、経済や金融、資産運用等をテーマとし、金融機関勤務経験者の編集者が中心となり、情報発信を行っています。またメディア経験者の編集者がキャリア、トラベル、SDGs、ショッピング、SNSなどについて話題となっているニュースの背景を解説しています。当編集部はファンドマネージャーや証券アナリスト、証券会社・メガバンク・信託銀行にて資産運用アドバイザー、調査会社アナリスト、ファッション誌編集長、地方自治体職員等の経験者で構成されています。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ49年(589か月)で、メンバーが勤務していた金融機関は、野村證券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、日興証券、三菱UFJ銀行、三井住友信託銀行、日本生命、フィデリティ投信などがある。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、FP2級、AFP等の資格保有者が複数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。株式会社モニクルリサーチが運営(最新更新日:2024年9月30日)。