3. 社会保険に加入する3つのメリット
社会保険に加入するメリットとして、以下の3つがあります。
3.1 1.将来受け取る年金額が増加する
老後に受け取れる年金額が増えるというメリットがあります。公的年金には、老齢基礎年金(国民年金)と老齢厚生年金(厚生年金)があり、扶養に入ったままの場合は老齢基礎年金しか受給できません。
しかし、自分で厚生年金に加入すると老齢厚生年金が上乗せして支給されるため、受給額を増やせます。
3.2 2.傷病手当金や出産手当金が支給される
厚生年金に加入していれば、所定の状態になったときに傷病手当金や出産手当金を受け取れます。
傷病手当金は、業務外の原因による病気やケガで休業し、勤務先から十分な給与を受け取れない場合に支給される手当金です。
連続して3日以上休業し、4日目以降に休業した日に対して支給されます。支給額は給与の3分の2相当額で、受給期間は通算1年6ヵ月までです。
出産手当金は、被保険者が出産のために休業し、その期間中に給与が支払われなかった場合に、給与の3分の2相当額が支給されます。
支給対象となるのは、出産の日(実際の出産が予定日後のときは出産予定日)の42日前(※)から出産の翌日以後56日目までの期間中で、休業した期間です。
※多胎妊娠の場合は98日