5. 物価高騰が続く中、給付金は一時的ではあるものの生活の助けとなる
「定額減税補足給付金」「住民税非課税世帯等への10万円給付」の概要と、併用できる可能性について解説しました。
物価高騰が続く中、この政策は一時的ではあるものの生活の助けとなるでしょう。
しかし、長期的な視点で考えると生活の安定とは言いきれません。
住民税非課税世帯に該当しやすくなる老後にむけて、準備として考えていきたいのが資産運用になります。
資産運用は限られた予算でも始められる少額投資やまとまった資金を活用する一括投資など選択肢はさまざまです。
資産運用を始めるメリットはいくつもあります。例えば、物価上昇にともなうインフレによる貨幣価値の下落に備えられますし、何より貯蓄だけでは賄えない大きな資産を作ることができます。
しかし、資産運用は確実ではないため注意は必要です。
リターンを目指すうえでリスクがあるので損失が出る可能性もあります。また、短期では難しいため長期的な視点で考える必要があるでしょう。
資産運用を考えるうえでは、専門家にアドバイスをもらうのも有効でしょう。
今回確認した政策は、現在の生活を支えるための支援策ですが、将来を見据えた資産運用は、より豊かな老後生活を送るための第一歩になります。
少額から始められる資産運用も数多くありますので、まずはご自身の状況や目標に合った資産運用方法を模索してみるといいでしょう。
参考資料
- 泉佐野市「令和6年度低所得者支援給付金(新たに住民税非課税または均等割のみ課税となる世帯)への給付について」
- 首相官邸「岸田内閣総理大臣記者会見」2024年6月21日
- 内閣府「令和5年度物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金(給付金・定額減税一体支援枠)~低所得者支援及び定額減税補足給付金~自治体職員向けQ&A」
- 杉並区「定額減税しきれないと見込まれる方への調整給付について(6年8月7日更新)」
- 厚生労働省「令和5年国民生活基礎調査」
- 首相官邸Instagram
- 名古屋市「定額減税補足給付金(調整給付)の試算(モデルケース)」
- 名古屋市「令和6年度 定額減税補足給付金(調整給付)」
大庭 新太朗