バラのお手入れのひとつに、夏の終わりから秋の始めにかけておこなう夏剪定があります。ただし夏剪定はすべてのバラに必ずしも必要なわけではありません。
今回はバラの種類や楽しみ方によって、夏剪定を「する」または「しない」を選択するポイントと、夏剪定のコツを紹介します。
記事最後には暑さに強く秋によく返り咲きするバラも、参考価格とともに紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
1. この記事で紹介する「バラの夏剪定」にまつわるあれこれ
【写真1枚目/全7枚】バラの夏剪定は必要?2枚目以降、夏剪定のポイントや《返り咲きに強いバラ》を紹介します!1/7
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- バラの夏剪定の目的
- バラの夏剪定を「する」or「しない」のポイントは?
- バラの夏剪定のコツ
- 暑さに強くよく返り咲きするバラのオススメ品種3選
それではひとつひとつ見ていきましょう!
2. バラの夏剪定《3つの目的》
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2.1 目的1:樹形を整える
夏の間に伸びすぎた枝や乱れた形を整えることで、バラの樹形をコンパクトに美しく保ちます。また、不要な枝を取り除くことで風通しがよくなり、病害虫の抑制にも効果的です。
2.2 目的2:株の体力を温存する
枝や葉の数を減らすことで、株を維持するためにかかる負担を軽減。余分なエネルギー消費が抑えられて株が健やかに育ち、秋の開花に向けて体力を温存することができます。
2.3 目的3:秋の開花タイミングを合わせる
夏の間にバラの枝はそれぞれ異なる生長をするため、株全体で生育にばらつきが生じます。夏剪定でこれらの差をリセットし、株全体が同じペースで生長すると、秋には均一に花を楽しむことができるでしょう。
3. バラの夏剪定は必要?「する」or「しない」4つのポイントは
夏剪定を「する」or「しない」のポイント3/7
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3.1 ポイント1:品種の特性
【する】
四季咲きや繰り返し咲く品種は、夏剪定をおこなうことでさらに大きな花を数多く咲かせることができます。
【しない】
秋に開花しない一季咲きの品種は夏剪定が不要です。またつるバラやゆっくり生育するタイプのバラも、枝を伸ばしている最中であれば、あえて夏剪定しなくてもよいでしょう。
3.2 ポイント2:最終的な大きさのイメージ
【する】
バラの樹形やサイズをコンパクトに保ちたい場合は、夏剪定で形を整え、無駄な枝の生長を抑えることができます。
【しない】
樹形を大きくしたい場合や、自然な伸び方を楽しみたい場合は、剪定せずに生長を見守るのもひとつの選択肢です。
3.3 ポイント3:開花スケジュールの調整
【する】
秋になったら一斉に同じタイミングでバラを満開にしたいときは、夏剪定をするのがオススメ。栄養が行き届いた枝からは、大きな美しいバラの開花が期待できるでしょう。
【しない】
バラ本来が持つ自然な開花リズムを楽しみたい場合や、春とはひと味違った小ぶりで可憐な花を楽しみたい場合は、剪定しないほうがオススメです。
3.4 ポイント4:株の健康状態
【する】
暑さや病気に強く葉がたくさん残っているバラや、株が充実していて株元から新しく太い枝(シュート)がたくさん出ている健康なバラは、剪定後も元気に育ちます。
【しない】
夏バテをしていたり、病気で葉が落ちたりしている弱々しいバラにとって、夏剪定は強いストレスに。また生育途中の新苗を強剪定すると弱ってしまう場合もあります。できるだけ葉を残して光合成を促しましょう。
4. バラの夏剪定《3つのコツ》
夏剪定のコツ4/7
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4.1 コツ1:剪定時期
かつては8月末に夏剪定をしていましたが、近年では夏の終わりでもまだ真夏のような気温なので、高温期にバラにストレスを与える行為はできれば避けたいもの。
気温の推移を見ながら、9月始め~中旬までに済ませておくのがオススメです。
4.2 コツ2:剪定の深さ
一般的に夏剪定では全体の2/3程度の高さになるように、軽めの剪定をおこないます。樹勢が強く背丈が伸びすぎている場合は、1/2程度まで剪定しても大丈夫。
よく切れるハサミで、5枚葉の5~10ミリの上をカット。外側に広がっている葉が出ているところで剪定しましょう。
4.3 コツ3:元気のない枝を除去
弱った枝や病気の枝は、バラの健康を損なう原因になります。剪定時に付け根から取り除くことでほかの健康な部分に栄養が集中し、全体的に力強く生長するでしょう。
5. 暑さに強く「返り咲きが得意な」バラ《おすすめ3選》
バラの「返り咲き」とは、一度花を咲かせた後、再び新しい花を咲かせること。春から初夏にかけて咲いたバラを上手にお手入れしてあげることで、夏から秋にかけて再び開花します。
ここでは暑さに強く、よく返り咲きするバラを3品種ご紹介しましょう。
5.1 クイーン・エリザベス
大きいピンクの花がエレガントな「クイーン・エリザベス」5/7
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暑さに強いハイブリッドティーローズで、直立した高貴な樹形が魅力的なクイーン・エリザベス。ピンクの大輪の花を繰り返し咲かせます。
※参考価格:3500~4000円前後(大苗)
5.2 グラハム・トーマス
初心者にもおすすめ。 濃い黄色が美しい「グラハム・トーマス」6/7
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グラハム・トーマスはイングリッシュローズの代表的な品種。濃い黄色のカップ咲きが美しく、樹勢も強くて育てやすいバラです。
※参考価格:4000~5000円前後(大苗)
5.3 レディ・エマ・ハミルトン
フルーティな香りとグラデーションが魅力の「レディ・エマ・ハミルトン」7/7
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アプリコットオレンジの花が咲き、茎や葉もオレンジ色を帯びているレディ・エマ・ハミルトン。濃厚なフルーツの香りを漂わせ、庭を華やかに彩ります。
※参考価格:4000~5000円前後(大苗)
6. 育てているバラに合わせて夏剪定を
バラの夏剪定は必ずやっておきたい冬の剪定とは異なり、必須というわけではありません。枝を切りすぎて負担をかけるよりも、切らない選択をするほうがよいことも。
育てているバラの特徴や、イメージしている庭での楽しみ方に応じて、夏剪定を「する」か「しない」かを考えてみましょう。