3. バラの夏剪定は必要?「する」or「しない」4つのポイントは

夏剪定を「する」or「しない」のポイント

茎をハサミで切っている様子

Olena Siemer/shutterstock.com

3.1 ポイント1:品種の特性

【する】

四季咲きや繰り返し咲く品種は、夏剪定をおこなうことでさらに大きな花を数多く咲かせることができます。

【しない】

秋に開花しない一季咲きの品種は夏剪定が不要です。またつるバラやゆっくり生育するタイプのバラも、枝を伸ばしている最中であれば、あえて夏剪定しなくてもよいでしょう。

3.2 ポイント2:最終的な大きさのイメージ

【する】

バラの樹形やサイズをコンパクトに保ちたい場合は、夏剪定で形を整え、無駄な枝の生長を抑えることができます。

【しない】

樹形を大きくしたい場合や、自然な伸び方を楽しみたい場合は、剪定せずに生長を見守るのもひとつの選択肢です。

3.3 ポイント3:開花スケジュールの調整

【する】

秋になったら一斉に同じタイミングでバラを満開にしたいときは、夏剪定をするのがオススメ。栄養が行き届いた枝からは、大きな美しいバラの開花が期待できるでしょう。

【しない】

バラ本来が持つ自然な開花リズムを楽しみたい場合や、春とはひと味違った小ぶりで可憐な花を楽しみたい場合は、剪定しないほうがオススメです。

3.4 ポイント4:株の健康状態

【する】

暑さや病気に強く葉がたくさん残っているバラや、株が充実していて株元から新しく太い枝(シュート)がたくさん出ている健康なバラは、剪定後も元気に育ちます。

【しない】

夏バテをしていたり、病気で葉が落ちたりしている弱々しいバラにとって、夏剪定は強いストレスに。また生育途中の新苗を強剪定すると弱ってしまう場合もあります。できるだけ葉を残して光合成を促しましょう。