多くの人の場合、老後の大きな収入源は「公的年金」となりますが、受け取る年金額から「社会保険料」が天引きされていることをご存知でしょうか。
年金受給者であっても、現役時の時と同様に社会保険料を支払う必要があるため、国から通知されていた「額面の金額」よりも、実際の手取り額は少なくなります。
では具体的に、老後の収入源である年金から、どのような社会保険料が天引きされるのでしょうか。
本記事では、老齢年金世代の「社会保険料」について詳しく紹介していきます。
「具体的な天引き額」や「社会保険料の計算方法」についても解説しているので、参考にしてください。
1. 年金からどのような社会保険料が天引きされている?
冒頭でもお伝えしたように、年金も「収入」にあたるため、給与と同じように社会保険料が天引きされます。
年金から天引きされる「社会保険料」は、主に下記2つです。
- 健康保険料
- 介護保険料
年金から天引きされる健康保険料は、「国民健康保険料」と「後期高齢者医療保険料」が存在します。
65歳以上75歳未満の人は「国民健康保険料」が天引きされますが、75歳以降からは自動的に「後期高齢者医療保険料」に切り替わり、年金から天引きされます。
介護保険料は、40歳から天引きされているものですが、現役時は「健康保険料」に含まれているため、あまり馴染みのない方もいるかもしれません。
65歳以降からは、健康保険料とは別に介護保険単独で支払うことになります。
では具体的に、老齢年金世代の社会保険料はいくらくらいなのでしょうか。
次章にて、詳しく見ていきましょう。