3. 年金15万円の場合の社会保険料はいくら?

では最後に、社会保険料の計算方法とシミュレーションを紹介していきます。

今回は下記のモデルケースを想定し、シミュレーションをしていきます。

  • 東京都練馬区在住の70歳 単身世帯
  • 65歳から年金受給を開始し収入は年金のみ
  • 年金収入が年間180万円(月額15万円)
  • 所得金額(年金から公的年金等控除額を差し引いた金額):70万円

上記のケースから、「65歳以上75歳未満の人」と「75歳以上の人」それぞれの社会保険料を確認していきましょう。

3.1 【国民健康保険に加入】65歳以上75歳未満の人の社会保険料

まずは、65歳以上75歳未満の人の社会保険料を算出していきます。

留意点として、国民健康保険料と介護保険料は、お住まいの地域によって料金が異なるため、ご自身の社会保険料を算出する際は、自治体ホームページで確認してみてください。

東京都練馬区の場合、国民健康保険料・介護保険料の算出方法は下記のとおりです。

【国民健康保険料】

国民健康保険料の算出方法(東京都練馬区の場合)

国民健康保険料の算出方法(東京都練馬区の場合)

出所:練馬区「国民健康保険料の計算方法(令和6年度)」

【介護保険料】

介護保険料の算出方法(東京都練馬区の場合)

介護保険料の算出方法(東京都練馬区の場合)

出所:練馬区「65歳以上の方の介護保険料の決め方」

上記資料を参考に、社会保険料を算出した結果、下記の金額となりました。

  • 国民健康保険料:年額9万6623円
  • 介護保険料:年額8万5680円

上記から、今回のモデルケースの場合の65〜74歳までの社会保険料は年額18万2303円となります。

次に、75歳以上の人の社会保険料を算出していきましょう。