2. 川崎重工業<7012>の業績推移:不祥事による影響が懸念されるが…着実に増収
神戸に本社を置き、三菱重工に比べ規模は約1/2ながら、戦前は空母や戦闘機の開発製造を行い、現在は航空エンジン・二輪車・鉄道などを手掛ける川崎重工業の業績推移は以下の通りです(IFRSを採用)。
2.1 【2022年3月期】
- 売上収益:1兆5008億円
- 事業利益:303億円
- 当期利益:126億円
2.2 【2023年3月期】
- 売上収益:1兆7256億円
- 事業利益:823億円
- 当期利益:530億円
2.3 【2024年3月期】
- 売上収益:1兆8492億円
- 事業利益:462億円
- 当期利益:253億円
2.4 【2025年3月期(予想)】
- 売上収益:2兆2250億円
- 事業利益:1300億円
- 当期利益:780億円
※当期利益=親会社の所有者に帰属する当期利益
川崎重工も着実な増収が続いています。自衛隊から受注した潜水艦を巡り不祥事が生じており、今後の影響が懸念されますが、同社は三菱重工とともに自衛隊の装備には欠かすことのできない企業です。2025年3月期は売上2兆円を突破の予想となっています。