1.1 休眠預金も引き出しが可能
休眠預金に入った通帳は、一部の取引に制限がかけられるものの、一切引き出しができなくなるわけではありません。
休眠預金に入った後も、所定の手続きを行えば通常の預金口座と同様に引き出しができるようになります。
ただし、ATMで引き出しを行うことはできませんので、店頭窓口へおとずれる必要があります。
手続きに必要なものは金融機関によって異なりますが、通帳や届出印、本人確認書類などが必要となることが一般的です。
まずは、預金口座を開設している金融機関へたずねてみるとよいでしょう。
2. 名字や住所が変わっている場合は変更手続きが必要
預金口座を開設したときから名字や住所が変わっている場合は、変更手続きが必要です。
現在の氏名や住所が確認できる本人確認書類を持参し、変更手続きを行いましょう。
また、子どもの頃に開設した口座は「届出印がどれか分からない」、「親と共通の印鑑を登録している」ということもあるでしょう。
こういったケースでは、届出印の変更も必要となります。
なお、名字や住所を変更せずにそのままにしていると、金融機関から重要なお知らせが届かないだけでなく、同一人物であることが確認できずにペイオフの保証を受けられないこともあるかもしれません。
金融機関へ届け出る情報は、きちんと新しいものへ変更することを心がけましょう。