8月、夏休みを利用して実家に帰省する人も多いのではないでしょうか。
筆者は銀行員として働いていましたが、毎年お盆の前後になると「子どもの頃の通帳を見つけたのですが……」という相談が寄せられていました。
古い通帳を見つけたときは、いくつか気を付けるべき注意点があります。
記事の後半では、知っておきたい税金や手数料についても解説しますので、手続きの際の参考にしてください。
1. 10年間動きがない口座は眠ってしまう
子どもの頃から長く使っていない通帳は「休眠預金」になっている可能性があります。
休眠預金とは、10年以上入出金などの取引がない預金口座のことです。
休眠預金の対象となる預金口座として、下記の例が挙げられます。
- 普通預金
- 定期預金
- 貯蓄預金
- 定期積金 など
休眠預金に入ると、入出金など一部の取引に制限がかけられてしまいます。
通帳の明細を見て、しばらく動きがない場合は休眠預金に入っていないか確認するようにしましょう。