医療技術の発展により、日本の平均余命は大きく伸びています。
2024年7月26日、厚生労働省から発表された「令和5年簡易生命表の概況」を見ると、1990年時点の平均寿命は男性75.92年、女性81.90年ですが、2023年時点では男性81.09年、女性87.14年。約30年間で5年も延びていることが分かりました。
人生100年時代とも言われ、これから私たちが直面するリスクとして「長生きするリスク」というものが新たに発生しています。
老後の収入源として「国民年金」や「厚生年金」といった公的年金がありますが、これからはこれらの公的保障に頼りきれない時代が到来すると言われています。
そのため、自分自身で資産運用を行うことによって「長生きするリスク」に備えることが必要です。
本記事では70歳代の方を対象に、実際のところどのくらいの金額を貯蓄できているのかを見ていきましょう。
また、現代シニアの年金事情も確認しておきます。これらの数字を眺めながら、老後のお金について考えていきたいと思います。