マイホームは誰にとってもあこがれ。子供が生まれて大きくなるにつれ騒がしくなるので、マンションではちょっと、とお考えの方もいるでしょう。また、都心は便利だけれども郊外でマイホームでゆっくり暮らしたいという人もいるのではないでしょうか。今回はマイホーム取得予定者がどれくらいの頭金を自己資金として用意しているのか、また、金融機関からの借入金がいくらあればよいかを見ていきましょう。

二人以上世帯の調査から見えてくるもの

2017年11月10日に金融広報中央委員会(事務局 日本銀行サービス局内)が「家計の金融行動に関する世論調査」[二人世帯以上調査](2017年)でマイホームの取得予定者の予定金額の調査をしています。

その中でマイホームの取得金額としては、必要資金総額が3167万円、うち自己資金が1133万円、借入金が2034万円となっています。

つまり、頭金は自己資金の1133万円程度ということになります。1000万円超ということで、意外に皆さん準備をしてからマイホームを購入されているということが見えてきます。

マイホームを買いたい人はどれくらいか

マイホームは夢の買い物、投資ともいえますが、いまマイホームを持っていない人はどれくらい欲しがっているのでしょうか。調査内容を見ると、マイホームを持っていない方に聞いているとはいえ、あまり購入希望者が多くないというのも興味深いところです。不動産価格が下落すれば、再度欲しいという人は増えるのでしょうか。

参考記事:「マイホーム、あなたは買う派それとも賃貸派?」

住宅ローンは年収の何倍まで借りられるのか

マイホームが欲しいといっても物件次第ということろがありますが、住宅ローンなしでは多くの人は難しいのではないでしょうか。「住宅ローンをいくらまで借りられるのか」ーこれは人によってそれぞれ、すなわち頭金、そして仕事の環境などによって変わってくるかと思いますが、マンションジャーナルの下記記事によれば目安は「年収の5倍程度」だということです。

もっとも先ほど見たように皆さんの頭金は1000万円を超えていますので、しっかり準備をしてから購入というステップになるのでしょう。

参考記事:「年収1000万以上のアッパー層はどこに住んでいるのか?」

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青山 諭志