【おひとりさまの老後】単身高齢者の〈64.4％〉が女性。70歳代「貯蓄・年金月額」平均は？「70歳代単身世帯」の国民年金・厚生年金・貯蓄額をチェック

4. 【国民年金・厚生年金】70歳代の「平均年金月額」は？

ここまで「70歳代の平均貯蓄額」を見てきましたが、老後生活の柱となる「年金」はいくら支給されるのでしょうか。

次は、厚生労働省年金局「令和4年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」より、〈70歳〜79歳の平均年金月額〉を確認しましょう。

70歳代の国民年金額

70歳代の厚生年金額

※いずれも国民年金部分を含む。

70歳代に支給される国民年金は「平均5万円台」、厚生年金は「平均14万円台」でした。

年金額は、現役時代の働き方や加入状況などにより異なります。

とくに、会社員や公務員だった方へ支給される厚生年金は、月1万円未満〜30万円以上となっており個人差が大きいのが特徴です。

また、ライフイベントにあわせて働き方を変える女性が多い傾向にあり、「国民年金のみ」「厚生年金の加入期間が短かった」「収入が少なかった」などの事情により、年金額が少ない場合もあります。

将来の公的年金の予定額を確認したうえで、貯蓄や私的年金、資産運用などにより老後に備えることを検討してみてはいかがでしょうか。

次章では「リスク別で将来資金の運用方法」について解説しますので、老後資金の準備をする際の参考にしてください。