3. 指定校推薦を狙うなら高校1年から意識する

指定校推薦をもらうには、部活動の成績やボランティア活動といった校外活動も重要になる。

指定校推薦

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指定校推薦は大学によって応募基準となる評定基準は異なりますが、本気で指定校推薦を狙うのであれば高校1年生の頃から学校の定期テストの順位や授業態度を気にする必要があります。

生徒会に入りリーダーシップを取ることや、定期テストで良い成績を取るなど優等生であることが求められます。

また、部活動の成績やボランティア活動といった校外活動も重要になるので、勉強だけでなく様々なことにチャレンジする高校生活を送ることを意識することが大切です。

私立大学の双璧である早慶、上智大学や東京理科大、MARCH、関関同立といった全国的な知名度を誇る大学、学部学科は指定校推薦を狙う生徒も多いため校内選考を勝ち抜く必要があります。

校内選考では先生方が応募者の中から「この大学に相応しい生徒」を決めます。日頃から先生に嫌われるような言動をしていればいくら規定をクリアしていても選ばれる可能性は限りなく低いです。

また、校内で熾烈な戦いとなる一部の私立大学を除くと指定校推薦が余ることも珍しくありません。

学力的に筆記試験での入試を突破するのが少し厳しい生徒も授業態度が良く、真面目な子であれば指定校推薦を利用してワンランク上の大学への進学を狙うことも可能です。

指定校推薦に関しては議論の対象になることも多々ありますが、大学入試の戦略として確立して久しく、廃れることはないです。

そして、「高校1年から部活動に励む」「真面目に授業を受ける」「定期テストの勉強もしっかりする」という先生から信頼される言動を積み重ねていかないと推薦を貰えないので、決して「楽に大学に入れる入試制度」ではありません。