4. 全入時代だからこそ「大学で何を学ぶのか」を意識する

100%合格する可能性が高い学校推薦型選抜の指定校推薦は受験料を抑えられる入試でもある。

指定校推薦

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全入時代と言われて久しいですが、人気のある大学は少子化でも変わらず倍率は高く合格を勝ち取るには努力が求められます。

また、私立大学を中心に入試制度は多様化し、「どの入試制度を使って受験をするか」ということを高校生になった時点で親子で考える必要があります。

検定料も親世代が受験生だった頃よりも金額が上昇しています。「何校も受けたら入学後の学費の支払いに影響がある」という事態にもなりかねません。

そのなかで、100%合格する可能性が高い学校推薦型選抜の指定校推薦は複数校を受けることもないため、受験料を抑えられる入試でもあります。

指定校推薦を経て入学することへの偏見も全くないとは言い切れませんが、高校3年間での学校での勉強や部活動そして校内外での活躍も考慮された上で学校側から選ばれる立派な入試制度です。

そうした入試制度を利用した大学進学は事前準備が成功のカギを握っています。気になったら迷わずに指定校推薦の大学や学部学科、応募基準を調べて対策をしていきましょう。

参考資料

中山 まち子