2.2 通帳レスのデメリット

通帳レスには、便利な反面、デメリットや注意が必要なことがあります。

通帳レスのデメリット

通帳レスのデメリット

LIMO編集部作成

【取引履歴の照会期間が限られている】

通帳レスでは、取引履歴を照会できる期間が決められており、期間を過ぎると確認できなくなります。ただし、金融機関によっては照会期間の延長や再発行に対応可能なところもありますが、時間がかかることや手数料がかかることがあります。

定期的に取引履歴のデータを保存するのはもちろんのこと、閲覧可能期間が長い金融機関を選ぶと良いでしょう。

【紙の通帳は使えなくなる】

紙の通帳から通帳レスに切り替えると、紙の通帳は使えなくなります。再発行したい場合は、金融機関の窓口で手続きが必要なうえ、再発行手数料がかかることがあります。申請手続きをする前に確認しましょう。

【ATMでの入金にはキャッシュカードが必要】

紙の通帳であれば、キャッシュカードがなくてもATMで入金できますが、通帳レスにすると、入金する際にもキャッシュカードが必要です。

なお、窓口で現金の引き出しや振込も可能ですが、キャッシュカードのほかに本人確認書類や印鑑などが必要になります。

次の章では、通帳レスに向いている方や不向きな方の特徴について解説します。