5. アドバイザーが老後の資産形成を考える

ここまで年金の仕組みや実際に受け取っている方の年金額などを紹介しました。

受給額に個人差があるものの、年金だけで十分と感じる方は少ないでしょう。そのため金融教育の充実やNISAなどの整備が進んでいるのが現状です。

ここからはNISAなど年金以外の準備方法など、将来のお金についてのアプローチ方法を確認しておきましょう。

まず1つ目はNISAやiDeCoなどの資産運用についてです。年金だけで足りないのであれば、老後を迎えるまでに自分でお金を作る必要があります。

とはいえ毎月の預金額を増やすことは簡単では無いため、金利の力を検討してみましょう。

NISAやiDeCoは仕組みのため、中身は投資信託が中心になります。リスクもありますが預金よりも大きなリターンが期待出来ます。

大きなリターンが付けば同じ貯蓄額でも最後に受け取る結果は大きく変わるため、検討の候補に入れてみてもいいでしょう。

一方で、しっかりと準備をするためには継続的な収入がかかせません。もし収入が止まれば将来の準備も止まってしまいます。

将来のお金を作るには継続した収入を確保しておくことが重要です。もし万が一のことが起きたとしても収入が止まらないよう、保険などで備えることも重要です。

お金を作る仕組みと、収入が途切れないような仕組みの両方を準備して将来のお金にアプローチしていきましょう。

参考資料

徳原 龍裕