5. 社会保険料が上がり続ける日本
8月1日には後期高齢保険の保険証が更新となる方が多いので、郵送されたら中身を必ず確認しましょう。
また、12月にはマイナンバーカードとの一体化も控えています。すでにマイナンバーカードで受診している人もいますが、普及率は高いといえません。
こうした制度の改革とともに注目したいのが、保険料の改定です。これまでも改定を繰り返し、保険料は上昇傾向にあります。
これは後期高齢だけでなく、国民健康保険や介護保険でも同様の傾向が見られます。
年金から天引きされる人にとって、手取額の減少が気になるところではないでしょうか。
また、現役世代にとっては「老後も社会保険料の負担が続く」ことを知った上で、老後資金の準備を進める必要があります。
制度の改正等には注視しておきましょう。
6. 【参考】会社員・公務員などが対象「厚生年金」の平均受給額一覧表
ここからは、厚生年金と国民年金の1万円刻みの受給権者数を一覧表でご紹介します。
<全体平均>
- 男女全体平均月額:14万3973円
- 男性平均月額:16万3875円
- 女性平均月額:10万4878円
7. フリーランス・主婦などが対象「国民年金」の平均受給額一覧表
<全体平均>
- 男女全体平均月額:5万6316円
- 男性平均月額:5万8798円
- 女性平均月額:5万4426円
参考資料
- 厚生労働省「後期高齢者医療制度の令和6・7年度の保険料率について」
- 厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 東京都後期高齢者医療広域連合「保険証」
- 足立区「令和6年8月1日からお使いいただく後期高齢者医療被保険者証をお送りします」
- 厚生労働省「マイナンバーカードの健康保険証利用のメリット」
太田 彩子