2024年3月に日銀がマイナス金利を解除し、超低金利が続いていた日本でも金利が上がり始めています。
この状況で気になるのが、住宅ローン金利の見通しではないでしょうか。
今回は住宅ローンの変動金利と固定金利それぞれの動向と、金利上昇を見据えた資金計画のポイントを解説します。
1. 住宅ローン金利の種類と基準は?
住宅ローンの金利タイプには、大きく分けて変動金利型と固定金利型の2種類があります。
変動金利型は基準金利の動向によって、適用金利が6ヵ月ごとに見直されます。一方、固定金利型は、契約時に定められた適用金利が一定期間変わりません。
変動金利型と固定金利型では設定の基準が、以下のように異なります。
- 変動金利型:金融機関ごとの短期プライムレート
- 固定金利型:10年もの国債利回り
このように変動金利型と固定金利型では基準となる金利が異なるため、同じような変動をするわけではないと知っておきましょう。
2. 住宅ローン金利の推移は?
続いて、最近の住宅ローンの金利動向を見ていきましょう。