3. 厚生年金はどうやったら多くもらえるのか
会社員や公務員など厚生年金に加入している人は、老後に「老齢基礎年金(1階部分)」と「老齢厚生年金(2階部分)」の両方を受給できます。
老齢基礎年金(1階部分)は、20~60歳までの40年間、国民年金保険料を支払った期間や免除期間などの期間によって計算されます。
仮に、40年間すべて保険料を納付していれば、月額6万8000円×12カ月=年額81万6000円(令和6年度)の満額を受け取ることができます。
一方、老齢厚生年金(2階部分)は、会社から受け取った給与の平均がもとになる標準報酬月額と厚生年金に加入した期間をもとに計算されます。
また、老齢厚生年金は、会社に入社した時点から最大70歳までが加入対象となります。
そのため、もし高卒で会社に就職した場合であれば、その時点から厚生年金保険に加入することになり、大卒で就職した人よりも加入期間は長くなります。