2.2 公的年金における「住民税」の定額減税

住民税は、2024年10月の年金支給日から定額減税が始まります。

住民税も所得税と同様に、2024年10月支給の年金から、限度額全てを減税しきれない場合は、翌月以降の年金からも順次減額がされます。

なお、住民税の決定は各市町村が行っているため、不明点がある場合はお住まいの自治体窓口で確認することをおすすめします。

3. 年金受給者が定額減税を確認する方法

では最後に「どのくらい定額減税がされたか」を確認する方法を紹介していきます。

定額減税の確認方法は「年金振込通知書」と「公的年金等の源泉徴収票」の2つがあります。

順に詳しく見ていきましょう。

3.1 年金振込通知書

年金振込通知書とは、年金2ヶ月分の総支給額や、天引きされる金額、最終的な2ヶ月分の手取り額などが記載されたハガキタイプの書類です。

年金振込通知書

年金振込通知書

出所:日本年金機構「年金振込通知書」

年金振込通知書には、所得税と住民税の天引き額も記載されており、2024年6月に送付されるものには「定額減税後の税額」が記載されています。

前回支払額と比較し、所得税・住民税がどのくらい減額されているか必ず確認しましょう。