5. 老後資金の形成「何からできるか」を考える
2024年度の標準的な年金受給額は、夫婦で月額23万483円とされています。
しかし、受給額は個々の状況に大きく左右されるため、正確に自分の年金額を把握することが欠かせません。
「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」を活用して、将来の受給額を確認しましょう。
5.1 老後の資金形成に向けた対策
現代の経済環境では、物価の上昇が続いているため、公的年金だけに頼るのは不安が残ります。
現役時代から積極的に貯蓄や資産運用を行うことが重要です。具体的には、新NISAや個人型確定拠出年金(iDeCo)といった制度など、効率的に資産を増やす方法を検討してみるといいでしょう。
これらの制度を活用することで、資産形成の選択肢が広がり、経済的に安定した老後を迎えるための準備が整います。
自分のライフステージやリスク許容度に応じた戦略を立て、着実に資産を築いていきましょう。
老後の安心を手に入れるためには、早めの準備と計画が鍵です。今からできることを始めて、未来に備えましょう。
参考資料
- 厚生労働省「令和6年度の年金額改定についてお知らせします」
- 厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「大切なお知らせ、「ねんきん定期便」をお届けしています」
- 日本年金機構「ねんきんネット」
- 日本年金機構「年金振込通知書」
齊藤 慧