早いもので、2024年も半ばに差し掛かり、7月を迎えました。
今年も6月には年金支給がありましたが、現職時代に比べて収入の減少を実感されている人も多いのではないでしょうか。
年金受給者にとって重要なのは、毎年6月に配布される「年金振込通知書」を活用し、翌年4月までの具体的な受給額を確認することです。この通知書には、年間を通じて受け取る年金額の詳細が記載されており、将来の生活設計を立てる上で欠かせない情報が満載です。
この記事では、最新の年金受給額の詳細について解説します。
また、現在の年金受給者が実際に手にしている平均額やその内訳についても詳しく紹介します。
1. 2024年度の年金支給額がアップ！増額の詳細を解説
厚生労働省は2024年度の年金支給額を前年より2.7％増額すると発表しました。この増額は、6月の支給分から適用されています。
具体的な増額内容について詳しく見ていきましょう。
- 国民年金（老齢基礎年金）：6万8000円（1人分※1）
- 厚生年金：23万483円（夫婦2人分※2）
※1昭和31年4月1日以前生まれの方の老齢基礎年金（満額1人分）は、月額6万7808円（対前年度比＋1758円）です。
※2平均的な収入（平均標準報酬（賞与含む月額換算）43万9000円）で40年間就業した場合に受け取り始める年金（老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金（満額））の給付水準。
※ただし、2023年度の既裁定者（68 歳以上の方）の老齢基礎年金（満額1人分）は、月額6万6050円（対前年度比＋1234円）。また、厚生年金の金額は夫婦2人分となっていますが、これは「40年間会社員として月額43万9000円を稼いだ夫の厚生年金と国民年金」と「40年間専業主婦（もしくは自営業など）だった妻」を想定。
